京都大学では、「もぐり」の学生が殺到する人気講義「企業価値創造と評価」が行われている。講義の最大の特色は、毎回日本を代表する経営者たちが登壇することだ。
川北氏は京都大学経済学部を卒業後、日本生命保険相互会社で資金証券部長や取締役財務企画部長などを歴任。中央大学、同志社大学、京都大学経営管理研究部の教授を経て、現在は京都大学名誉教授、投資研究教育ユニット代表・客員教授を務める。
奥野氏は京都大学法学部卒業後、日本長期信用銀行で債権トレーディング業務、農林中央金庫でオルタナティブ投資などに従事。現在は農林中金バリューインベストメンツ常務取締役を務める。
本書は、日本を代表する経営者らが学生向けに経営哲学や経営戦略を語る、京都大学の経営学講義を書籍化。サントリーホールディングスの鳥井信吾副会長、ピジョンの山下茂社長、セブン銀行の安斎隆会長、ライフネット生命保険創業者の出口治明氏、不二製油グループ本社の清水洋史社長の5人による、2017年度に登壇した際の講義録などを収録する。
価格は1500円(税別)。276ページ。問い合わせ先はダイヤモンド社TEL03(5778)7240。